【6月18日 CNS】中国のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は、上海市、北京市、杭州市(Hangzhou)、成都市(Chengdu)の4都市で、3日から「植物肉」の公開モニタリングの第2ラウンドとして、「植物チキンナゲット」と「植物ビーフチーズバーガー」の試験販売を開始した。価格はそれぞれ1個2元5角(約38円)と32元(約487円)だ。

 初めて人造肉のナゲットを食べた靳さんは、「色も匂いも味も本物のナゲットと同じだわ!クワイの粒が入っていて、チキンの小さな軟骨をかんでいるみたい。植物肉と教えられなかったら、全然分からなかった」と驚嘆した。

■偽物肉は本物の肉より高い

 ケンタッキーだけでなく、今年から多くの企業が人造肉分野に集まり始めた。パパ・ジョンズ・ピザ(Papa John's Pizza)は4月17日から植物肉ピザを売り出した。9インチのピザに黒コショウ植物ミートボールをのせ、特価79元9角(約1217円)だ。

 スターバックス(Starbucks)も4月21日から植物肉を使った5種類の新製品を売り出した。パスタやイタリアン春巻きなど、最安値のもので59元(約900円)だ。

 価格面から見ると、人造肉製品は本物の肉製品に比べむしろ高めだ。今のところ、消費者の認知度が低い上に、価格が本物の肉より高いことが、人造肉発展の大きな障害だ。

 ネット販売で最もよく売れている人造豚肉オムニポークの価格は500グラムで61元(約929円)前後だが、普通の豚肉の価格は現在、500グラム30元(約457円)前後まで下がっている。

 業界の専門家は「人造肉の開発に投じられたコストが非常に高く、企業は売値を高く設定せざるを得ない。原料が高いので人造肉を使った製品の価格も高止まりとなる」と分析する。