ドイツ大使職を夫妻で分担、仕事と家庭の両立可能に
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【6月9日 AFP】ドイツ外務省はこのほど、駐スロベニア大使に同省職員夫妻を任命し、夫妻が仕事と家庭を両立させられるよう、2人による職務分担を認めた。大使職の夫妻による分担は、ドイツでは初めて。
ナタリー・コーサー(Natalie Kauther)氏(45)とアドリアン・ポルマン(Adrian Pollmann)氏(43)夫妻は、8月から4年間、スロベニアの首都リュブリャナでドイツ大使の職務を分担すると発表した。
夫妻は2005年から外務省に務めており、外国勤務は仕事の一部だったが、7歳と8歳、10歳の子どもがおり、家族に配慮した働き方を見いだしたいと強く希望していた。
大使の職務分担を思い付いた夫妻が、ハイコ・マース(Heiko Maas)外相に要望を出したところ、試してみることが認められたという。
ポルマン氏は公共放送ARDに対し、「このモデルに至った主な動機は、子どもたちと過ごす時間がもっと欲しいし、必要だとの認識からだった」と話した。
始めの8か月間はポルマン氏が大使を務め、次の8か月間はコーサー氏が引き継ぎ、これを繰り返していくという。
夫妻のどちらかが病欠する場合も、もう一人に代行が求められずに済むよう、駐スロベニア副大使のポストは維持される予定。
夫妻は過去に、駐ボスニア・ヘルツェゴビナのドイツ副大使職を分担したこともある。
大使職のカップルによる分担は、他国でも採用されている。スイスは2009年にカップルを駐タイ共同大使に、フランスは16~19年に夫妻を駐クロアチア大使に、それぞれ任命していた。(c)AFP