【6月5日 AFP】eスポーツの世界的選手で、地元中国で絶大な人気を誇るUziこと簡自豪(Jian Zihao)さんが3日、引退を発表した。プロ選手としての活動に起因する健康問題が理由だという。

 中国メディアによると簡さんは1997年生まれで、2012年にプロeスポーツ選手としてデビューした。簡さんの早すぎる引退によって、eスポーツ選手の生活スタイルとトレーニングの過酷さが浮き彫りになっている。

 Uziは中国のプロチーム「ロイヤル・ネバー・ギブアップ(Royal Never Give upRNG)」に所属するオンライン対戦ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」のスター選手で、専門家らは同ゲーム史上最高のプレーヤーだと評していた。引退は一時、中国版ツイッター(Twitter)「微博(ウェイボー、Weibo)」でトレンドのトップとなった。

 Uziは500万人近いフォロワーがいる自身の微博アカウントに、「残念ながら引退することをお知らせします」「昨年の健康診断で、慢性的なストレス、肥満、不規則な食生活、夜更かしやその他の理由から、2型糖尿病を発症していることが分かった」とつづった。

 また、手を故障していたとも明かしている。手の故障があるeスポーツ選手は多い。

 RNGによると、Uziは「8年間にわたる高度なトレーニングで積み重なった故障」があったという。(c)AFP