【6月10日 CNS】中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)桂林市(Guilin)の市場監督管理局は先日、3つの地方規格を発表した。「桂林ビーフン」に関する「加工技術基準」、「店舗建設・サービス基準」と「店舗等級評定基準」の3種だ。7月1日より正式に発効し施行される。

 2018年1月1日から施行された修訂版「中華人民共和国標準化法」は、行政区を有する市に対し、市レベルの地方規格を設定する権限を付与し、市は各区の特殊な必要性に基づき、各区域の地方規格を制定できるとした。

 桂林市は19年から桂林を代表する「桂林ビーフン」産業の育成強化のため「桂林ビーフン」を桂林市の重点プロジェクトとして位置づけ、「桂林ビーフン」産業の規模化、産業化、標準化とブランド化を図り、2021年には「桂林ビーフン」の売り上げを100億元(約1500億円)まで引き上げることを目標としている。

 今回発表された3種の地方規格は、調査の着手から発表まで、基準項目の選択と申請、策定日程の下達、基準案の編集、各界の意見聴取、基準案の審査などを経て、約10か月近くの時間を費やした。

「桂林ビーフン」の3種の地方規格の実施により、加工技術と店舗設計とサービスの規範化が前進し、ブランドイメージが一層底上げされ、「桂林ビーフン」が「小さな土産物」から「一大産業」へと変身することが期待されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News