「怒りにのみ込まれている」ハミルトン、米黒人死亡事件に再び言及
発信地:ロンドン/英国
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【6月3日 AFP】米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さん(46)が警察の拘束下で死亡した事件について、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の世界王者で、メルセデスAMG(Mercedes AMG)に所属するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、「完全に怒りにのみ込まれている」と明かした。
武器を持たないフロイドさんが死亡した事件について、ハミルトンが怒りを口にするのはこれで今週2回目となる。
米国の各都市で抗議デモが続き、それに対して外出禁止令が出たり、警察が実力行使に及んだりした数日間を経て、ハミルトンは自身のSNSに「暗い一週間だった。感情を抑えられなかった」と書き込んだ。
「目にした出来事に対するすさまじい怒りと悲しさ、衝撃を感じている」「僕らの仲間の命がこうも露骨に軽視されているのを目の当たりにして、完全に怒りにのみ込まれている」
ハミルトンは、フロイドさんの首を8分以上にわたって膝で押さえつけた白人警官デレク・ショービン(Derek Chauvin)容疑者の逮捕を求めるのに、なぜ抗議までしなくてはならないのかと嘆いている。
「正義を求める暴動が起こり、叫び声が響いて、ようやく権力者は重い腰を上げるが、そのころにはすでに手遅れで、十分な対応はできていない」「無数の人が不満を言い、建物を燃やしてから、警察はデレク・ショービンを殺人容疑で逮捕することを決めた。悲しい話だ」
「どうか黙って座っていないでほしい。肌の色は関係ない。黒人の命は大切だ」 (c)AFP