【6月9日 CNS】中国・湖南省(Hunan)邵陽市(Shaoyang)羅溪(Luoxi)ヤオ族郷で旧暦4月8日にあたる5月30日、ヤオ族の村人が伝統的な民俗芸能を上演した。

 同日、周辺地域から来た1000人余りの観客が大麻溪村(Damaxi)に集い、ヤオ族の村人と共に伝統料理「烏飯」を食し「糍粑(もち米で作った菓子)を作り、民謡を歌い、民族楽器「嗩呐(チャルメラ)」を吹くなどの伝統イベントを行い、ヤオ族の祭日「4.8烏飯節」を祝った。

「烏飯節」は宋代から伝わっている祭日の一つで、宋代のヒロイン「楊金花」が食べたら百倍力となる黒色の飯、「烏飯」を作り、捕虜となっていた兄を牢(ろう)から助けた故事にちなみ行われてきたもので、主として、湖南、桂林(Guilin)、貴州(Guizhou)などの地方のミャオ族やヤオ族の居住地で伝承されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News