【6月2日 AFP】(更新)米北部ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で、黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さん(46)が警察の拘束下で死亡した事件で、遺族の依頼で行われた検視の結果が1日、発表され、死因は警察官の行為による窒息だったとされた。郡の検視局もその後まもなく検視結果を発表し、フロイドさんの死は「頸部(けいぶ)圧迫」による殺人だったと述べた。

 遺族の代理人を務める弁護士は「独立検視官は5月31日にフロイドさんの検視を行い、死因は圧迫の持続による窒息であると断定した」と発表した。

 米国では先月25日の事件を受け、警察の暴力と人種差別に抗議する激しいデモが全国各地で6夜にわたり発生している。

 その後まもなく、ヘネピン(Hennepin)郡検視局も検視結果を発表し、フロイドさんの死を「頸部圧迫」による殺人と呼ぶ一方、フロイドさんが薬物中毒で、心臓の持病があったことにも言及した。

 フロイドさんの葬儀は今月9日、テキサス州で営まれる。(c)AFP