【5月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティ(Leicester City)のブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督が29日、新型コロナウイルスとの闘病生活を送っていたことを明らかにし、アフリカ最高峰キリマンジャロ(Kilimanjaro)を登ったときのような苦しみを味わったと振り返った。

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 プレミアリーグの指揮官で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が確認されたのは、3月の検査で陽性が判明したアーセナル(Arsenal)のミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督に次いで2人目となった。

 元リバプール(Liverpool FC)の指揮官で、スコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)を率いた経歴も持つロジャーズ監督は、英BBCの地元ラジオで、「歩くこともままならず、キリマンジャロ登山をしたときのことを思い起こした。登るにつれて息切れが激しくなるような感じだ」とすると、「10ヤード(約9メートル)歩くのも全く違う感覚だった。走ろうとしても、とにかく無理だった」と語った。

「(3月14日に)ワトフォード(Watford FC)戦に臨むはずが1週間休みになり、その翌週から具合が悪くなり始めた」という47歳のロジャーズ監督は、夫婦でウイルスに感染していたといい、「3週間くらい嗅覚や味覚が全くなかった。何の力も入らず、1週間後には妻も同じ症状になった」「検査を受けたら、二人ともウイルスに感染していることが判明した」と話した。

 新型コロナウイルスの大流行で3月にシーズンが中断したプレミアリーグは、暫定のシーズン再開日を6月17日に設定することで合意した。レスターのリーグ順位は、首位のリバプールと昨季覇者のマンチェスター・シティ(Manchester City)に次ぐ3位となっている。(c)AFP