【5月29日 AFP】米国務省は28日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のプロパガンダを担当してきた幹部の逮捕につながる情報に対し、最高300万ドル(約3億2000万円)の懸賞金を支払うと発表した。

 懸賞金がかけられたのは、ヨルダン出身のムハンマド・ハディル・ムサ・ラマダン(Muhammad Khadir Musa Ramadan)容疑者の特定につながる情報や所在に関する情報。ラマダン容疑者は、アブ・バクル・ガリブ(Abu Bakr al-Gharib)という名前でも知られている。

 国務省はラマダン容疑者について、「数多くのプロパガンダ映像や出版物、オンラインプラットフォームの計画、調整、制作を監督してきた。その中には、罪のない市民に対する拷問や大量虐殺などの残忍・冷酷な内容も含まれている」と説明した。(c)AFP