【5月28日 AFP】韓国は28日、新型コロナウイルスの集団感染が相次いでいることから、外出制限など今月初めに緩和した一連の対応措置を再び導入した。

 同国は流行の封じ込めにおいて手本とされ、平常の生活に戻りつつあるかに見えたが、最近になり過去2か月近くで最多の新規感染者が確認された。

 新規感染者の大多数が、人口の約半数が暮らすソウル首都圏に集中していたため、当局は今月6日に緩和したソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)規則の強化を決めた。

 保健相は、博物館、公園、美術館は再び29日から2週間閉鎖し、事業者にはフレックス勤務などを改めて許可するよう求めた。

 同保健相は「首都圏であすから6月14日まで2週間にわたり、すべての感染防止措置を強化することを決定した」と述べた。

 さらに、レストランやバーをはじめ混雑した場所に行くことや、集会の自粛も求められる。また宗教施設は、特に厳格に予防措置を守るよう要請を受けている。(c)AFP