リラード、試合数消化のための再開に反対 「出場しない」
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【5月27日 AFP】7月下旬からの再開が報じられている米プロバスケットボール(NBA)の19-20シーズンについて、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のスター選手ダミアン・リラード(Damian Lillard)が、プレーオフに出られる見込みがないなら試合に出場したくないと話した。
複数メディアの報道によれば、リーグ側は各地のテレビ局との契約義務を満たすため、全チームが最低でもレギュラーシーズン70試合を消化することを望んでいるという。
現在トレイルブレイザーズは、29勝37敗でプレーオフに一つ届かないウエスタンカンファレンス9位に位置しているが、この試合数ではメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)を抜いて8位に滑り込むのはほぼ不可能となる。
そのためリラードは、このシナリオが現実になった場合、残り試合の出場を事実上ボイコットすることになるだろうと話している。
リラードは米Yahoo!スポーツ(Yahoo! Sports)に対して、「もしリーグが再開し、『レギュラーシーズンを終わらせるためにあと数試合やってもらう』ということになって、プレーオフに出るのはほとんど不可能なまま無意味な試合をやらされるんだとしたら、チームの一員だから帯同はするが、出場はしないつもりだ」と話した。
NBAは、フロリダ州オーランド(Orlando)にある米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)の施設で7月下旬にシーズンを再開させる案を検討しているが、細かな部分はまだ決まっておらず、レギュラーシーズンの残りを実施するのか、それともプレーオフから再開するのかも分かっていない。
リラードは、プレーオフ出場のボーダーラインにいるチームでミニトーナメントを実施し、ポストシーズンの顔ぶれを決める案を支持している。
「再開後の方式が、7位から12位までのチームで枠を争うようなトーナメントになり、僕らもプレーオフ行きを狙えたら完璧だと思う」 (c)AFP