【5月25日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間25日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は34万3211人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計536万2160人余りの感染が確認され、少なくとも207万9300人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 24日午前4時以降、新たに3441人の死亡と9万9827人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの965人。次いで米国(951人)、メキシコ(190人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万7430人が死亡、163万3076人が感染し、少なくとも36万1239人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万6793人、感染者数は25万9559人。以降はイタリア(死者3万2785人、感染者22万9858人)、スペイン(死者2万8752人、感染者23万5772人)、フランス(死者2万8367人、感染者18万2584人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの80人。次いでスペイン(61人)、イタリア(54人)、英国(54人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2974人、回復者数は7万8261人。

 地域別の死者数は、欧州が17万3915人(感染202万1900人)、米国・カナダが10万3889人(感染171万7158人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が3万9166人(感染72万260人)、アジアが1万3992人(感染44万1447人)、中東が8805人(感染34万3372人)、アフリカが3314人(感染10万9562人)、オセアニアが130人(感染8466人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP