【5月23日 AFP】サッカーメキシコ1部リーグは22日、新型コロナウイルスから同国サッカー界を守るために、優勝チームなしで後期リーグを打ち切った。

 メキシコ1部リーグはアペルトゥーラ(Apertura、前期リーグ)とクラウスーラ(Clausura、後期リーグ)の2期制を敷いており、後期は新型コロナウイルスの影響で全17節のうち10節を終えた3月に中断されていた。

 リーグは総会を開き、「サッカー関係者、選手、コーチ、ディレクター、レフェリー、ファンそしてメディアの誰も被害を受けないようにするため」、後期を終了すると決定。次のアペルトゥーラの開幕日は決めておらず、「保健省のガイドラインに従って日にちを設定する」とのコメント文を発表した。

 メキシコではこれまで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の死者数が6000人を超え、中南米諸国ではブラジルに次ぐ2番目の多さとなっている。

 3月中旬にリーグが中断されて1週間も経過しないうちに、同リーグのエンリケ・ボニージャ(Enrique Bonilla)会長は体調不良を訴えていたが、深刻な症状ではなかった。(c)AFP