【5月23日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間23日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は33万5538人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計515万8750人余りの感染が確認され、少なくとも193万7200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 22日午前4時以降、新たに5784人の死亡と10万9329人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1627人。次いでブラジル(1188人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万5490人が死亡、159万225人が感染し、少なくとも29万8418人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万6393人、感染者数は25万4195人。以降はイタリア(死者3万2616人、感染者22万8658人)、スペイン(死者2万8628人、感染者23万4824人)、フランス(死者2万8289人、感染者18万2219人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの79人。次いでスペイン(61人)、イタリア(54人)、英国(54人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2971人、回復者数は7万8255人。

 地域別の死者数は、欧州が17万2353人(感染198万4377人)、米国・カナダが10万1814人(感染167万2638人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が3万6007人(感染65万1198人)、アジアが1万3498人(感染41万4482人)、中東が8606人(感染32万5644人)、アフリカが3131人(感染10万1775人)、オセアニアが129人(感染8440人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP