【5月22日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティ(FC Cincinnati)は21日、元オランダ代表DFヤープ・スタム(Jaap Stam)氏を新監督に迎えると発表した。

 イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のレディング(Reading FC)やオランダ1部・エールディビジのズヴォレ(Zwolle)を指揮していた47歳のスタム氏は、今季はフェイエノールト(Feyenoord)を率いていた。

 しかし、昨年10月にアヤックス(Ajax)に0-4で完敗したことを受け辞任を表明。当時クラブはスタム氏の残留を望んでいたという。

 FCシンシナティでは、人種差別発言疑惑の調査をリーグ側が行ったことで、指揮官だったロン・ヤンス(Ron Jans)氏が今シーズン開幕のわずか12日前の2月に辞任しており、ヨアン・ダメット(Yoann Damet)暫定監督が指揮を執っていた。

 2016-17シーズンにレディングをプレーオフに導いたことが、監督歴がまだ浅いスタム氏のこれまでで最大の功績となっている。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴う移動制限が維持される中、ビザの発給を待っているスタム氏がいつチームに合流できるかは明らかになっていない。

 MLSは3月12日から中断になっているが、個人練習を行うために選手が練習施設に戻ることは最近になって許可された。(c)AFP