【5月22日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間22日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は32万9799人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計504万9390人余りの感染が確認され、少なくとも186万7800人が回復した。

 感染者数は4月21日の251万3117人から1か月間で倍増。特にブラジルを筆頭とした中南米諸国で急増している。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 21日午前4時以降、新たに4563人の死亡と10万6338人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1280人。次いでブラジル(888人)、メキシコ(424人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万3863人が死亡、156万2714人が感染し、少なくとも29万4312人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万6042人、感染者数は25万908人。以降はイタリア(死者3万2486人、感染者22万8006人)、フランス(死者2万8215人、感染者18万1826人)、スペイン(死者2万7940人、感染者23万3037人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの79人。次いでスペイン(60人)、イタリア(54人)、英国(53人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2967人、回復者数は7万8249人。

 地域別の死者数は、欧州が17万776人(感染196万3531人)、米国・カナダが10万87人(感染164万3991人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が3万4049人(感染61万7811人)、アジアが1万3183人(感染40万1458人)、中東が8519人(感染31万5935人)、アフリカが3057人(感染9万8237人)、オセアニアが128人(感染8435人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP