【5月21日 AFP】(更新、図解追加)世界保健機関(WHO)は20日、1日の新規感染者数が19日、過去最多となる10万6662人を記録したと明らかにした。

 WHOが集計している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行状況によると、新規感染者が増加した原因は、世界各国による検査体制の強化だという。

 テドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はこれに先立ち、昨年12月に新型ウイルスの流行が始まって以来、1日の新規感染者数としては最多となる10万6000人の感染が19日にWHOに報告されたと述べていた。

 テドロス氏はさらに、「低・中所得国での感染者数増加を深く懸念している」と述べた。

■世界の感染者500万人超える AFP集計

 21日には、世界で新型コロナウイルスへの感染が確認された人が500万人を超えた。AFPが公式統計を集計して明らかになった。

 日本時間同日午後8時現在、感染が確認された人は少なくとも501万2630人となり、うち32万8220人が死亡した。

 地域別で最も被害が大きいのは欧州で、感染者は195万5600人、死者は16万9932人。米国の感染者は155万1853人、死者は9万3439人となっている。

 ただ検査は重症者のみを対象にしている国も多く、これらの数字は実際の感染者数の一部にすぎないとみられている。(c)AFP