【5月20日 AFP】ブラジル保健省は19日、直近24時間の新型コロナウイルスによる死者数が1179人と、初めて1000人を超えたと発表した。累計死者数は1万7971人に達した。また直近24時間に感染が確認された人は1万7408人で、累計は27万71628人となった。

 今後数日間、増加傾向が確認されれば、感染が加速する可能性がある。専門家らは、感染のピークは6月初めごろになると予測している。さらに検査数が非常に少ないため、死者数、感染者数ともに政府統計よりも実際には多く存在し、15倍の可能性もあると指摘している。

 ブラジルは18日の時点で、国別感染者数で米国、ロシアに次ぎ3位となった。

 極右のジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は、経済危機を回避するため経済活動の再開を訴えており、国内27州の大半の知事らと対立している。(c)AFP