【5月21日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の各チームは、新型コロナウイルスにより中断されているリーグの再開に向け、チームから遠く離れた場所にいる選手の招集を開始できるよう、リーグ側が6月1日前後にガイドラインを発表することを見込んでいる。米スポーツ専門チャンネルESPNが20日、報じた。

 各チームはそれと同時期に、スタッフの増員を含め、一部のチームですでに始まっている個人練習の拡大がいつ可能となるかをリーグ側が通知することを待っていると同チャンネルは伝えている。また、匿名の情報としてESPNは、多くのオーナーと幹部はNBAのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーが、「7月下旬前のどこか」でシーズンを再開すると6月に発表することを期待していると明かした。

 リーグ再開に向けた計画には、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のルカ・ドンチッチ(Luca Doncic)のように母国に帰国した選手を含め、チームから離れた選手をどう戻していくかも含まれている。また、シーズン再開の前段階として、個人練習やチームのトレーニングキャンプの拡大も考慮していくことになる。

 残りのシーズンに関する最終的なフォーマットについては、リーグや選手協会(NBPA)、そしてオーナー陣による話し合いが続いている。NBAは残りのシーズンを強行することもできるが、従来の16チームからプレーオフを拡大する選択をする可能性もある。

 なお、リーグ再開後の試合は集中開催となる見込みとなっており、ESPNはフロリダ州オーランド(Orlando)とネバダ州ラスベガス(Las Vegas)が有力だと伝えている。(c)AFP