【5月21日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間21日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は32万5232人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計494万3050人余りの感染が確認され、少なくとも182万7200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 20日午前4時以降、新たに4951人の死亡と9万4820人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1404人。次いでブラジル(1179人)、英国(363人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万2583人が死亡、153万9633人が感染し、少なくとも28万9392人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万5704人、感染者数は24万8293人。以降はイタリア(死者3万2330人、感染者22万7364人)、フランス(死者2万8132人、感染者18万1575人)、スペイン(死者2万7888人、感染者23万2555人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの79人。次いでスペイン(60人)、イタリア(53人)、英国(53人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2965人、回復者数は7万8244人。

 地域別の死者数は、欧州が16万9674人(感染194万4258人)、米国・カナダが9万8674人(感染161万9714人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が3万2422人(感染58万3045人)、アジアが1万2941人(感染38万7127人)、中東が8420人(感染30万6715人)、アフリカが2973人(感染9万3772人)、オセアニアが128人(感染8426人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP