【5月20日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は32万255人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計485万670人余りの感染が確認され、少なくとも177万500人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 19日午前4時以降、新たに4242人の死亡と9万108人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1305人。次いでブラジル(674人)、英国(545人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万1179人が死亡、151万9986人が感染し、少なくとも28万3178人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万5341人、感染者数は24万8818人。以降はイタリア(死者3万2169人、感染者22万6699人)、フランス(死者2万8022人、感染者18万809人)、スペイン(死者2万7778人、感染者23万2037人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの79人。次いでスペイン(59人)、イタリア(53人)、英国(52人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2960人、回復者数は7万8241人。

 地域別の死者数は、欧州が16万8394人(感染192万7826人)、米国・カナダが9万7175人(感染159万9056人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が3万677人(感染55万1473人)、アジアが1万2695人(感染37万6867人)、中東が8320人(感染29万7381人)、アフリカが2866人(感染8万9659人)、オセアニアが128人(感染8414人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP