マスク着用監視中に兵士が発砲、10代少年が死亡 アンゴラ
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【5月17日 AFP】アフリカ南部のアンゴラで、新型コロナウイルスの感染拡大抑止策としてマスク着用を徹底させる監視任務に当たっていた兵士が銃を発砲し、10代の少年が死亡した。同国政府が明らかにした。
内務省は、15日に兵士が発砲した「銃弾の犠牲」になったのは、17歳の少年だったと発表した。少年は軍主導のマスク着用啓発キャンペーンに抗議していたと「みられる」という。内務省は当日夜の声明で「殺人事件」として捜査に乗り出したことを明らかにしている。
アフリカ全域では新型ウイルス対策の規制を順守させるために出動している治安要員による暴力が各地で相次いでおり、人権団体などが非難している。
アンゴラでこれまでに確認された新型ウイルスの感染者は48人で、このうち2人が死亡している。(c)AFP