【5月17日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間17日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は30万9296人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計458万8360人余りの感染が確認され、少なくとも161万8800人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 16日午前4時以降、新たに4676人の死亡と9万6569人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1247人。次いでブラジル(824人)、英国(468人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに8万7991人が死亡、145万6029人が感染し、少なくとも25万747人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万4466人、感染者数は24万161人。以降はイタリア(死者3万1763人、感染者22万4760人)、フランス(死者2万7625人、感染者17万8870人)、スペイン(死者2万7563人、感染者23万698人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの78人。次いでスペイン(59人)、イタリア(53人)、英国(51人)、フランス(42人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2941人、回復者数は7万8219人。

 地域別の死者数は、欧州が16万5407人(感染186万9325人)、米国・カナダが9万3749人(感染153万1799人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万7374人(感染48万2581人)、アジアが1万1903人(感染34万4821人)、中東が8057人(感染27万1426人)、アフリカが2680人(感染8万32人)、オセアニアが126人(感染8381人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP