【5月15日 AFP】米商務省は15日、中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)が、米国の技術を活用して海外で半導体を開発する能力を制限すると発表した。ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権は同社を、国家安全保障上の脅威とみなしている。

 同省によると、華為を昨年ブラックリストに載せて以降、米国製品の国外輸出を希望する会社には許可の取得が義務付けられたという。

 しかし華為は、半導体を設計するため、米国製機器を使用している海外工場での生産委託という形で、米国のソフトウエアや技術の活用を継続してきたと、同省は指摘している。

 同省は今回の決定について、「華為による、米国のソフトウエアや技術の直接的な産物である半導体の調達を、ピンポイントかつ戦略的に狙った」ものだと説明。

 これにより「米国の輸出規制に被害を与えようとする華為の取り組みは遮断される」としている。(c)AFP