【5月14日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間14日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は29万4199人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計430万5340人余りの感染が確認され、少なくとも147万3700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 13日午前4時以降、新たに5157人の死亡と8万2643人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1599人。次いでブラジル(881人)、英国(494人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに8万3249人が死亡、138万465人が感染し、少なくとも23万287人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万3186人、感染者数は22万9705人。英国各地の保健当局がまとめた集計では、同国の死者数は3万6000人以上とされているが、この集計には検査で新型ウイルスの陽性反応を示した人に加え、感染の疑いがある人が含まれている。

 以降はイタリア(死者3万1106人、感染者22万2104人)、スペイン(死者2万7104人、感染者22万8691人)、フランス(死者2万7074人、感染者17万8060人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの76人。次いでスペイン(58人)、イタリア(51人)、英国(49人)、フランス(41人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2926人、回復者数は7万8189人。
 
 13日午前4時以降に初の感染者が出た国はレソト。

 地域別の死者数は、欧州が16万846人(感染180万2322人)、米国・カナダが8万8638人(感染145万2661人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万3120人(感染40万5864人)、アジアが1万1207人(感染31万8732人)、中東が7814人(感染24万6834人)、アフリカが2448人(感染7万612人)、オセアニアが126人(感染8316人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP