【5月13日 AFP】サッカーポルトガル1部リーグは12日、新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされている今シーズンは6月4日から再開可能になると発表した。

 同リーグは発表文の中で「スタジアムの徹底的な点検と選手の検査を確約したい。ポルトガルリーグ第25節の試合は、6月4日に再開可能となる」と記した。

 政府はすでに、3月12日に中断が決まった今季の残り10節は、厳格な医療手順に沿って行われなければならないと述べている。

 同リーグの選手たちは、新型コロナウイルスの検査を1週間で2度パスする必要がある。また、試合は「できるだけ少ないスタジアム数」で行われ、当局は今後、開催可能なスタジアムを選定する。

 この発表の前日、ベンフィカ(Benfica)はMFダヴィド・タヴァレス(David Tavares)が検査で陽性反応を示したと明かしていた。

 ベンフィカによれば、レギュラーの座をつかめていない21歳のタヴァレスは無症状で、隔離措置を取ったという。9日にはビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)も3人が陽性だったと公表しており、モレイレンセ(Moreirense FC)からも1人の陽性反応者が出ていた。

 同リーグで陽性反応を示した選手は、少なくとも8人となっている。

 現在FCポルト(FC Porto)が首位に立っているポルトガルリーグでは、前年王者のベンフィカが勝ち点1差で2位につけており、同クラブから十数ポイント離れてSCブラガ(SC Braga)が3位、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)が4位となっている。(c)AFP