【5月13日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間13日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は28万9138人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計422万6110人余りの感染が確認され、少なくとも144万4700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 12日午前4時以降、新たに5184人の死亡と7万7733人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1756人。次いで英国(627人)、ブラジル(396人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに8万1650人が死亡、135万8000人が感染し、少なくとも23万2733人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万2692人、感染者数は22万6463人。英国各地の保健当局がまとめた集計では、同国の死者数は3万6000人以上とされているが、この集計には検査で新型ウイルスの陽性反応を示した人に加え、感染の疑いがある人が含まれている。

 以降はイタリア(死者3万911人、感染者22万1216人)、フランス(死者2万6991人、感染者17万8225人)、スペイン(死者2万6920人、感染者22万8030人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの76人。次いでスペイン(58人)、イタリア(51人)、英国(48人)、フランス(41人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2919人、回復者数は7万8171人。

 地域別の死者数は、欧州が15万9204人(感染178万796人)、米国・カナダが8万6890人(感染142万9099人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万1829人(感染39万461人)、アジアが1万977人(感染30万9825人)、中東が7737人(感染23万9266人)、アフリカが2376人(感染6万8364人)、オセアニアが125人(感染8302人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP