【5月12日 AFP】米電気自動車大手テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は11日、カリフォルニア州にある自社の組立工場で生産を再開すると表明した。再開を認めない地元自治体の命令に逆らい、対立を深めている。

 マスク氏は数日前、ツイッター(Twitter)上で激しい非難を展開し、工場の操業再開を求める訴訟を起こすと発表していた。

 そして11日、「テスラは本日、アラメダ郡(Alameda County)の規則に反して生産を再開する」と投稿。「私も従業員と共に生産ラインに立つ。誰かが逮捕されるとしたら、私だけであることを求める」とツイートした。

 さらにマスク氏は、カリフォルニア州当局は工場再開を認めたが、地元自治体がこれを阻止したと述べ、「カリフォルニアは認めたのに、選挙で選ばれていない郡当局者が違法にこれを覆した。また、米国内の他のすべての自動車工場は再開を許可されている。テスラだけに白羽の矢が立っている。これは本当にめちゃくちゃだ!」と不満をあらわにした。

 新型コロナウイルス対策として各州が実施しているロックダウン(都市封鎖)をめぐっては、緩和のペースについて論争されている。(c)AFP/Julie JAMMOT