【5月11日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2020)の決勝ラウンドについて、大会スポンサー企業の創設者でもあるサッカー選手のジェラール・ピケ(Gerard Pique)氏が10日、予定通りの開催には「悲観的」だと話した。

 サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)で活躍するピケ氏は、投資グループ「コスモス(Kosmos)」を立ち上げて国際テニス連盟(ITF)と25年総額30億ドル(約3200億円)の契約を結び、今年はスペイン・マドリードで11月23日から29日にかけて決勝ラウンドが行われる予定になっている。

 しかし同氏は、大会が新型コロナウイルスの犠牲になる可能性が高いと考えている。

 ピケ氏は国内テレビ局モビスター(Movistar)で「不透明な部分が多くあり、現在は政府のスポーツ関連の発言や、ラ・カハ・マヒカ(La Caja Magica)に観客を入れて試合ができるのかといったことの把握に努めている」と話した。

「少々悲観的だと言っていいだろう。無観客でのデビスカップは難しい」「観客を入れてもいいのか、やるなら無観客が条件なのか。現時点で確かなことが言える人は誰もいないと思う。時間がたてば状況も少し見えてくるはずだ」

 新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で特に甚大な被害を出しているスペインは、3月中旬以降に課していた厳しい外出制限を4段階に分けて緩和していく計画に前週から着手した。今後段階が進んでいけば、屋外のイベントなら最大400人の参加が許可されるが、屋内ではそれがわずか50人になる。

 開催方式が変わって1年目の前回大会は、開催国のスペインが決勝でカナダを2勝0敗で下し、優勝を果たした。

 新型ウイルスの影響でプロテニスは3月中旬から中断しており、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2020)は戦後初の中止、全仏オープン(French Open 2020)は9~10月への延期が決まった。男女ともにツアーは最短でも7月13日になるまで再開しない。(c)AFP