【5月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は28万693人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計407万660人余りの感染が確認され、少なくとも135万4100人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 10日午前4時以降、新たに4247人の死亡と8万5519人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1314人。次いでブラジル(730人)、エクアドル(410人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに7万9058人が死亡、132万1223人が感染し、少なくとも21万2534人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万1855人、感染者数は21万9183人。以降はイタリア(死者3万560人、感染者21万9070人)、スペイン(死者2万6621人、感染者22万4390人)、フランス(死者2万6380人、感染者17万6658人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの75人。次いでスペイン(57人)、イタリア(51人)、英国(47人)、フランス(40人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2901人、回復者数は7万8120人。

 地域別の死者数は、欧州が15万6111人(感染173万1314人)、米国・カナダが8万3868人(感染138万9226人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万167人(感染36万1642人)、アジアが1万576人(感染29万2561人)、中東が7585人(感染22万5379人)、アフリカが2261人(感染6万2266人)、オセアニアが125人(感染8276人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は、当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP