【5月13日 CNS】中国・広東省(Guangdong)仏山市(Foshan)南海区(Nanhai)人材弁公室は4月28日、海外に留学中の学生と地元企業の人事担当職員らをオンラインで結んだイベント「海外人材を南海へ―2020合同求人フェア」を行った。

 新型コロナウイルスが世界的に拡大し、移動や面接がままならない状況に対応した取り組みで、177の企業・団体が参加し、留学生に300以上の職種を紹介した。

 イベントにはコンサルティング会社、大学、病院、科学研究施設などが参加し、研究・開発エンジニアや技術系エンジニア、金融系などの職種で人材を募集。年収は20万元(約300万円)から50万元(約760万円)という。

 仏山市南海区は2月からインターネットを通じて地元企業と学生を結ぶ取り組みをしている。4月28日までに、約700社の企業がオンライン求人イベントに参加し、累計約6100の職種で約1万5000人の求人があった。

 南海区は近年、先端科学技術の促進に力を入れ、イノベーション型都市の開発戦略を展開している。区内にある企業約33万社のうちハイテク企業は約1900社あり、知名度はないが特定分野で国内1位という「隠れたチャンピオン企業」が70社ある。(c)CNS/JCM/AFPBB News