【5月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は27万6435人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計398万4960人余りの感染が確認され、少なくとも131万2900人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 9日午前4時以降、新たに4656人の死亡と8万7674人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1643人。次いでブラジル(751人)、英国(346人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに7万7744人が死亡、129万7549人が感染し、少なくとも19万8993人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万1587人、感染者数は21万5260人。以降はイタリア(死者3万395人、感染者21万8268人)、スペイン(死者2万6478人、感染者22万3578人)、フランス(死者2万6310人、感染者17万6658人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの74人。次いでスペイン(57人)、イタリア(50人)、英国(47人)、フランス(40人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2887人、回復者数は7万8046人。

 地域別の死者数は、欧州が15万5074人(感染170万7797人)、米国・カナダが8万2528人(感染136万5168人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万8679人(感染34万1790人)、アジアが1万367人(感染28万4322人)、中東が7502人(感染21万8372人)、アフリカが2160人(感染5万9254人)、オセアニアが125人(感染8261人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は、当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP