【5月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は27万1780人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに195の国・地域で計389万6790人余りの感染が確認され、少なくとも126万8000人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 8日午前4時以降、新たに4862人の死亡と9万352人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1257人。次いで英国(626人)、ブラジル(610人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに7万6101人が死亡、127万1775人が感染し、少なくとも19万5036人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万1241人、感染者数は21万1364人。以降はイタリア(死者3万201人、感染者21万7185人)、スペイン(死者2万6299人、感染者22万2857人)、フランス(死者2万6230人、感染者17万4791人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの74人。次いでスペイン(56人)、イタリア(50人)、英国(46人)、フランス(40人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2886人、回復者数は7万7993人。

 地域別の死者数は、欧州が15万3690人(感染168万1558人)、米国・カナダが8万754人(感染133万8087人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万7520人(感染32万4309人)、アジアが1万163人(感染27万7011人)、中東が7423人(感染21万2644人)、アフリカが2105人(感染5万4944人)、オセアニアが125人(感染8245人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は、当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP