【5月8日 AFP】(更新)中国は8日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)について、世界保健機関(WHO)主導で世界の対応評価を行うことに支持を表明した。ただその時期については、「パンデミックが終わった後で」としている。

 中国に対しては数週間前から、パンデミックの発生源に関する国際調査を受け入れるよう、世界からの圧力が強まっている。

 中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は8日の記者会見で、評価はWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長の指揮の下、「公明かつ透明で、包摂(ほうせつ)的な形で」行われるべきだと述べた。

 その上で、その評価は「パンデミックが終わった後、適切な時に」実施すべきとの考えを示した。

 中国はこれまで、米国が「この問題を政治化している」と非難して、複数の類似の調査要求を拒否していた。(c)AFP