【5月8日 AFP】ドイツサッカーリーグ機構(DFL)のクリスチャン・サイファート(Christian Seifert)最高経営責任者(CEO)は7日、新型コロナウイルスの影響で中断中の同国ブンデスリーガを16日から再開すると発表した。終了は6月最終週を予定しているという。

 ブンデスリーガをめぐっては、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が先日、厳しい衛生対策と選手・スタッフの定期的な検査を条件として、無観客での再開を承認していた。リーグ側は当初15日から再開すると発表していたが、1日ずれる形となった。

 再開初日のカードでは、リーグ2位のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と宿敵シャルケ04(Schalke04)によるルールダービーが行われ、17日には4ポイント差で首位を走る前回王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)がアウェーでウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)と対戦する。

 新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により欧州全土でロックダウン(都市封鎖)措置が取られて以来、各国のサッカーリーグは中断し、すでにフランス・リーグ1などは打ち切りが決まった中、欧州主要リーグで再開を決めたのはブンデスリーガが初となった。

 サイファートCEOは、「この構想はあらゆる人にとって青写真になりうる」と話したが、その一方で各クラブは「観察期間」にあり、「全員の責任ある行動を期待する」とくぎを刺した。

 再開後は1試合につき最大300人しか会場に入れず、選手たちは8万人を超える熱狂的な観客の前ではなく、ほぼ空のスタジアムで戦うことになる。ファンは会場に来られないが、スカイ・ドイツ(Sky Germany)は無料チャンネルで試合を放送すると発表している。

 しかしながら、各チームは再開がわずか9日後に迫る中で急いで準備を進めなければならず、プレッシャーがかかっている。全チームは再開前に、隔離状態で1週間のトレーニング合宿が義務付けられる。メルケル首相が再開にゴーサインを出すまで、各クラブは小集団での練習しかできず、ドルトムントも7日にようやく全体練習を始めた状況となっている。(c)AFP