【5月8日 AFP】イタリア・セリエAのサンプドリア(Sampdoria)は7日、以前回復していた1人を含め計4選手が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと発表した。フィオレンティーナ(Fiorentina)も同日、3選手が陽性だったと明かしており、セリエAで今週に陽性が確認された選手の数は計8人になった。

 サンプドリアは発表文の中で「選手対象の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で、新たに3人が陽性反応を示した。そのうち1人は2度目の陽性となる」と記した。

 今週に入り、個人練習に向けて練習施設に戻る準備を行っているセリエAの各クラブは、選手やスタッフの検査を進めている。

 フィオレンティーナもこの日、選手3人とスタッフ3人が陽性反応を示したと発表。トリノ(Torino FC)も6日に1人の感染を発表したため、今週におけるセリエA選手の陽性反応者は計8人となった。

 サンプドリアではこれまでにオマル・コレイ(Omar Colley)、アルビン・エクダル(Albin Ekdal)、モアテン・トルスビー(Morten Thorsby)、アントニーノ・ラ・グミーナ(Antonino La Gumina)、マノロ・ガッビアディーニ(Manolo Gabbiadini)の5選手とチームドクターも感染していた。

 フィオレンティーナでは3月、パトリック・クトローネ(Patrick Cutrone)とヘルマン・ペッセッラ(German Pezzella)、ドゥシャン・ブラホビッチ(Dusan Vlahovic)が陽性反応を示したが、その後は問題なしという判断が下っていた。

 フィオレンティーナによれば、自主的な練習再開に備え、残りのメンバーは8日に検査を行うという。

 同国サッカー連盟(FIGC)は7日、政府の技術科学委員会と会合を行い、チーム練習の再開に向けた医療手順について話し合った。ビンチェンツォ・スパダフォーラ(Vincenzo Spadafora)スポーツ相は会合後、チーム練習が5月18日から再開されることに「期待を抱いている」と述べた。(c)AFP