【5月7日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の北京国安(Beijing Guoan)に所属する韓国代表DFの金ミン哉(Min-Jae Kim、キム・ミンジェ)が、チームメート批判とも取れる自身の発言について謝罪したと、6日に中国メディアが報じた。金には「厳しい」処罰が下るという。

 昨年北京に移籍する前、イングランド・プレミアリーグのワトフォード(Watford FC)加入もうわさされていた金は、韓国のテレビ局に話した内容が中国で物議を醸した。

 屈強な体格から「モンスター」という愛称を持つ23歳の金は、チームメートの守備面の欠陥を埋めなければならず、「へとへと」になることが多々あったと明かし、北京を率いるブルーノ・ジェネシオ(Bruno Genesio)監督の名前を知らないともコメントした。

 中国のソーシャルメディアで広く拡散されたこの発言は、中国サッカー界全体への批判と受け止められ、厳しい非難の声を集めた。

 昨シーズンのリーグ戦で2位に入った北京から不快感を告げられた金は、結果的に口頭と書面で謝意を表したと、北京青年報(Beijing Youth Daily)は伝えている。

 最近行われたインタビューでの発言が都合よく切り抜かれ、自身も編集の犠牲だと金は考えているというが、この件はそれで終わりにはならないようだ。

 北京青年報は「金ミン哉は今韓国にいるが、この件に関する負の影響を理解し、自身が犯した過ちを自覚している」「5月5日(火曜日)朝には通訳を介してクラブに謝罪文を送った」「今後は誤解を解くためにチームメートと話す予定で、クラブからのあらゆる処罰を受け入れる意思があるようだ」と伝えている。

 また、韓国代表として30試合に出場している金には「間違いなく厳しい処罰が下る」としている。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、2月22日に予定されていたスーパーリーグの開幕は1月の時点で無期限延期となっており、現時点では6月下旬から7月上旬にスタートする可能性がある。(c)AFP