【5月7日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するFWで、6週間前に新型コロナウイルスに感染したパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)は6日、回復を報告した。一方、ユベントスの地元のライバルであるトリノ(Torino FC)は、選手1人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示したと発表した。

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 26歳のディバラはツイッター(Twitter)に「この数週間、多くの人が話題にしていたが、回復したことをようやくお伝えできる。皆さんのサポートに改めて感謝するとともに、苦しんでいる方々にお見舞い申し上げる。お大事に」と記した。

 ユベントスではディバラの他に、DFダニエレ・ルガーニ(Daniele Rugani)とMFブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)も陽性反応を示していた。

 3月11日、ルガーニはセリエAの選手で初めて新型ウイルス感染と診断され、その数日後にはマテュイディも陽性が確認されたが、両選手は4月中旬に回復が発表されていた。

 アルゼンチン代表のディバラは3月21日、自身と恋人のオリアナ・サバティーニ(Oriana Sabatini)さんが感染したことを公表。サバティーニさんは先に回復していたが、ディバラ本人とクラブがこの日、回復を認めた。

 一方、各チームが今週に入って個人練習を再開させている中、トリノは選手とスタッフの検査で、選手1人が陽性反応を示したと明かした。氏名は非公表としている。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は7日に政府の技術科学委員会と会合を行い、5月18日に予定されているチーム練習の再開に向けた医療手順について話し合う予定。

 しかし、同国のビンチェンツォ・スパダフォーラ(Vincenzo Spadafora)スポーツ相は、今後数週間の感染状況がどうなるのかを見る前に、セリエA再開の「日時を決めることはできない」と警告した。(c)AFP