【5月6日 AFP】米最高裁判所は5日、ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)判事(87)が良性の胆のう炎のため入院したと明らかにした。ギンズバーグ氏は最高裁のリベラル派判事4人のうちの一人として、人気を集めていた。

 ギンズバーグ氏は、胆石が胆のう管をふさいだことで胆のう炎を発症。メリーランド州ボルティモア(Baltimore)のジョンズ・ホプキンス病院(Johns Hopkins Hospital)で治療を受けた。

 最高裁によると、ギンズバーグ氏は手術を受けず、1〜2日間入院して回復を待つという。また、同氏は「快適な環境で療養しており、明日(6日)朝には病院からリモートで口頭弁論のテレビ会議に参加する予定だ」と発表した。

 1993年に当時のビル・クリントン(Bill Clinton)大統領から指名を受けたギンズバーグ氏は、絶大な人気がある筋金入りのリベラル派で、ソーシャルメディア上でも注目される存在となった。

 ギンズバーグ氏はこれまでにもいくつかの健康問題を抱えており、最近は引退の可能性を臆測されていた。同氏が退職した場合、保守派のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が後任者を指名することになる。(c)AFP