【5月6日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が5日、新型コロナウイルスの影響で中断している2020年シーズンについて、「実質的に失われた」ものと考えており、2021年シーズンが最初からスタートできるだけでうれしいと話した。

 新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で男女のツアーは中断しており、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2020)は戦後初の中止、全仏オープン(French Open 2020)は9月への延期が決まった。

 しかしナダルは、今年中のシーズン再開は難しいと考えている。

 ナダルはスペイン紙ABCで「できる限り早くプレーしたいが、論理的に考えて、僕らは毎週各地を移動し、ホテルや空港などさまざまな場所を訪れる」「もし、2021年1月から以前と同じシーズンが始まることを保証する権利をもらえるなら、喜んで今すぐサインするよ」と話した。

 同国紙パイス(El Pais)の記事では、「今年の後半よりも全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)の方を見ている。2020年シーズンは実質的に失われたと思っている」と話している。

 輝かしいキャリアを誇るナダルだが、現在33歳とキャリアの終盤に差し掛かっており、38歳のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が持つ四大大会(グランドスラム)最多20勝の記録を視界に捉えた中で、今回の危機が起こった。

 仮に夏にシーズンが再開したとしても、ナダルは全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)を見送って、その1週間後に予定されている全仏に備える可能性があるという。ナダルはグランドスラム19勝のうち12勝をローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で挙げている。

「すべては仮のスケジュールだし、そういうことにはならないと思う」「こんなことを言わなくてはならないのは悲しいが、うそはつけない。自分としては人生の1年を失う感じだ」

「そして同じ1年でも、まだまだ先がある20歳と比べて、33歳や34歳の1年はずっと貴重だ」「正直に言って、そうはならないと思う。全米から全仏まで間が1週間では、単純にプレーできないだろう」 (c)AFP