【5月1日 AFP】(写真追加)1日は、労働者の祭典「メーデー」。毎年世界各地でデモ行進が行われるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う封鎖措置を受けて縮小を余儀なくされ、異例のメーデーとなった。多くの人がインターネット上で集会に臨んだが、中にはマスク姿で街頭に出て、対人距離を確保しながら例年通りのデモにこだわった人もいた。

 メーデーのデモ行進には通常、何百万人もの労働者が参加し、警察との暴力的な衝突に発展することもある。

 だが今年は大半の国で、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)のための厳格な規制が設けられており、多くの労働組合が集会の延期や、オンラインでのイベント実施を選んだ。

 フィリピンとトルコでは、外出制限に違反して公共の場で抗議デモを行い、逮捕された人もいたが、ほとんどの集会が平穏に終わった。(c)AFP