【5月1日 AFP】サッカー元ベルギー代表MFのマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)が、同国1部リーグに所属する古巣スタンダール・リエージュ(Standard de Liege)に対し、新型コロナウイルスによる危機を乗り切れるよう300万ユーロ(約3億5000万円)を貸与すると、30日に地元メディアが報じた。

 イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で活躍し、現在は中国スーパーリーグ(1部)の山東魯能(Shandong Luneng)に所属しているフェライニは、同クラブに出資している同胞のアクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)の後に続く。

 ある報道によれば、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)でプレーするヴィツェルはこのほど、広範囲の改修工事が予定されているスタンダールの本拠地の株式を45パーセント取得したという。

 スタンダールは4月はじめ、ベルギーサッカー協会(RBFA)からプロライセンスの交付を拒否されていた。10度のリーグ優勝を誇るスタンダールだが、プロライセンスを取得できなければアマチュアリーグに降格する可能性もある。

 同国のスポーツ裁判所に異議を申し立てたスタンダールは、フェライニや他の投資家の支援によってライセンスを取得できる見通しだと、ベルガ(Belga)通信は伝えている。

 この裁判の判決は、5月5日に下される予定。(c)AFP