【5月1日 CNS】中国のサッカークラブ「新疆天山雪豹(Xinjiang Tianshan Leopard FC)」は28日、2019年末に設立した女子チームの解散を発表した。

 出資者が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で未曽有の経営困難に陥ったためで、男子チームが2020年の中国甲級リーグ(2部リーグに相当)の試合と中国青少年サッカースーパーリーグの試合に参加できるようにするためとしている。

 同クラブは2019年10月、女子チーム設立を正式に決定。同時に約10の学校と青少年選手の訓練に関する契約を結び、100人近い女子選手を選抜、レベル別チームに加入させていた。もともとの計画では、女子チームは今年から乙級リーグ(3部リーグに相当)に参加することになっていた。

 女子チームには5人制サッカーの中国代表の選手がおり、クラブでは解散に関する対策委員会をつくって対応に当たっている。すでに雇用契約を結んだ女子選手については、契約に従って補償を行う。同時に新たな働き口を探し、転籍手続きを行い、将来的にも引き続き女子サッカーの訓練を受けさせるとしている。

 新型コロナウイルスの感染が発生して以降、「天山雪豹」の経営は大きな影響を受け、少し前には男子チームのコーチ、選手と減給に関する契約を行ったとされる。(c)CNS/JCM/AFPBB News