【7月8日 CNS】オンライン決済サービス大手の支付宝(アリペイ、Alipay)は5日、中国女子サッカーの発展を支援するため、今後10年間で10億元(約157億円)を拠出すると発表した。

 中国・浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で行われた発表会には、女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)から帰ってきたばかりの中国代表チームの呉海燕(Haiyan Wu、ウー・ハイイエン)選手、王霜(Shuang Wang、ワン・シュアン)選手、彭詩夢(Shimeng Peng)選手らが参加。ドレスなどを身に着け、舞台の上を歩くエレガントな姿を披露した。

「10年間で10億元計画」は、設立されたばかりの支付宝公益基金会が主体となって推進し、馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)公益基金会と蔡崇信(Joe Tsai)公益基金会もこれに参画する。支付宝基金会にとっては、これが初めてのプロジェクトとなる。

 10億元は「中国女子サッカーナショナルチームの訓練レベルの向上」「選手のけがや病気の保障と現役引退後の就業支援」「女子サッカーの技術の向上とコーチの育成」など4分野に提供される。

 支付宝の関係者によると、「先日、阿里巴巴(アリババ、Alibaba)が発表したように、支付宝は毎年収入の1000分の3を公益事業に拠出している。今回の女子サッカーへの資金拠出は公益活動であり、スポンサーとしての資金提供ではなく、何らの商業的な権益も求めていない」という。(c)CNS/JCM/AFPBB News