【4月30日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会の馬暁偉(Ma Xiaowei)主任はこのほど、新華社(Xinhua)のインタビューに応じ、「新型コロナウイルスとの闘いにおいて、武漢市(Wuhan)で大規模に建設された臨時医療施設が病床不足の問題を効果的に解決し、掛け替えのない役割を果たした」との見方を示した。

 また、武漢市では新型コロナ感染者の4人に1人が臨時医療施設で治療を受けたと述べ、短い準備期間、大きな収容人数、低コスト、高い集積度という臨時病院の優位性を評価した。

 中央新型コロナウイルス肺炎対策工作指導グループが1月27日に武漢市を訪れ、湖北省(Hubei)の感染対策活動を視察した際、患者の激増と医療資源の不足に直面していた武漢市にとって病床数の拡大が差し迫った課題となったと、馬主任は当時の状況をこう振り返った。

 その後、武漢市の患者をすべて受け入れられる病床を確保するため、関係機関は①公共施設16カ所を臨時医療施設に改築②火神山医院と雷神山医院の新規建設③既存の病院の改造④530を超えるホテル、療養所などを隔離施設に転用ーという4項目の対策を打ち出した。

 馬主任は最後に、湖北省では4月24日に新型コロナ重症患者がゼロになり、武漢市では26日に入院患者がゼロになったと述べ、湖北省や武漢市にとってこれは重要な成果だと強調した。(c)Xinhua News/AFPBB News