FIFA医療委員長、シーズン再開に「懐疑的」 唾吐き禁止を提案
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【4月29日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)の医療委員長を務めるミシェル・ドーグ(Michel D'Hooghe)氏は28日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が続く間のリーグ戦再開について「懐疑的」な見解を示し、各大会は来シーズンの開幕に向けた準備に専念すべきだと提案した。
ドイツ・ブンデスリーガ1部とイングランド・プレミアリーグでは、無観客でシーズンを再開させるという話が出ている。
しかしながら、ドーグ氏は英BBCに対し「可能であれば、今後数週間は公式戦を避けるべきだというのが私の提案」「来シーズンを良い形で開始できるよう準備するべきだ」とコメントした。
オランダサッカー協会(KNVB)はすでに、今季の1部エールディビジを打ち切りにし、降格も昇格も行われないことを決めた。一方、フランスではエドゥアール・フィリップ(Edouard Philippe)首相が28日、国内の主要なスポーツ大会は9月まで再開できないと述べたため、リーグ1の今後の行方には暗雲が垂れ込めている。
ドーグ氏は、早期再開は「生死に関わる結果」をもたらし得ると警告し、「私は一人の医師として見解を示しており、大会の主催者として話す必要はない。だが、現時点での私の医療的観点では非常に懐疑的」と続けた。
さらに、ワクチンがない状況でプレーすることは、ウイルスの感染拡大を防ぐために考えられたソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の措置を守る上で問題を引き起こすと述べた。
「直接的な接触をどうやって避ける?」「それが疑問だ」と語ったドーグ氏は、各統括団体に対し、選手の唾吐き行為を厳しく取り締まるよう促した。
「少し恐れているのは、われわれが完全な解決策を手に入れるには、ワクチンのプログラムが確立されるまで待たねばならないということ。だが、いくつか衛生面のルールについて考えるときが来たと思う」「例えば唾吐きの禁止。将来的にとても危険になるから、しっかりと考えなければならないことの一つだ」 (c)AFP