【4月28日 AFP】アルゼンチンサッカー協会(AFA)のクラウディオ・タピア(Claudio Tapia)会長は27日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって3月中旬から中断を余儀なくされている同国の今シーズンを打ち切りにすると明かした。

 タピア会長は地元メディアに「今季の大会を中止にするつもり。そうすることで、来年の南米カップ戦に出場するチームを指名できる」とコメントした。

 また、新型ウイルスの危機によって混乱が起きたことを理由に、今季あるいは来季も1部リーグで降格チームがなしになるという。

 これにより、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が率いるヒムナシア・ラ・プラタ(Gimnasia y Esgrima La Plata)は1部にとどまる見通しとなった。同リーグの降格チームは、直近3シーズンのポイントを基にした複雑なシステムによって決まる。

 1部リーグは3月上旬に最終節が行われ、ヒムナシアを1-0で下したボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)が優勝を決めていた。

 1部の全24クラブが出場するカップ戦で、5月末に終了予定だったコパ・デ・ラ・スーペルリーガ(Copa de la Superliga 2020)は、ファーストステージで打ち切りとなった。

 アルゼンチンでは3月20日からロックダウン(都市封鎖)の措置が取られており、少なくとも5月10日まで続くことになっている。(c)AFP