【4月25日 AFP】総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のダナ・ホワイト(Dana White)代表は24日、米フロリダ州ジャクソンビル(Jacksonville)において5月9日に興業を再開し、その後無観客でさらに2大会を行うと発表した。

 UFCは18日にカリフォルニア州にある先住民の居留地で「UFC249」を開催する計画を立てていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による規制で実現しなかった。

 しかし、2週間前にフロリダ州のロン・デサンティス(Ron DeSantis)知事が出した行政命令で、「会場を非公開にすることを条件に、全国的な視聴者を持つプロスポーツやメディア制作の従事者」としてUFCは必要不可欠なサービスと認定され、イベントを開催する扉が開かれた。

 この結果、「UFC249」はジャクソンビルのバイスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナ(VyStar Veterans Memorial Arena)において、トニー・ファーガソン(Tony Ferguson)対ジャスティン・ゲイジー(Justin Gaethje)のライト級暫定王座決定戦メインイベントとして開催されることになった。

 ホワイト会長は、「ファンのために素晴らしいファイトをお届けするのが待ちきれない」とすると、「チームは準備ができており、ファイターたちもイベントが再開されて、今回の連続開催に臨むことにわくわくしている」とコメントした。

 残り二つのイベントは、同じ会場で5月13日と16日に無観客で行われることになっており、アリーナに入れるのは必要な制作スタッフのみとなる。(c)AFP