【4月26日 CNS】中国・浙江省(Zhejiang)の義烏(Yiwu)税関は18日、知的財産権侵害を取り締まる「竜騰アクション2020」と名付けた2か月間の活動結果を発表。偽造ブランド商品の摘発などは前年同期比196%増の444件に上った。

 義烏税関が発表した一例によると、市内のある貿易会社が商品の輸出を申告した際、税関職員が梱包された箱の中から、「アディダス(adidas)」の商標ロゴがついた男性向けズボン1万枚を発見。職員は「知的財産権の侵害・偽造の疑いがある」として通関を停止し、アディダス社に照会して違法コピー商品と確認、ズボンを押収した。

 義烏市は電子製品、衣料品、医薬品など多種類の商品が扱われる一大マーケットで、商品は世界各国に輸出されている。義烏税関はヨーロッパ、米国、「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国などに貨物や郵送で送られる商品の監視を強化し、知的財産権を侵害する商品の摘発に全力を挙げている。(c)CNS/JCM/AFPBB News