【4月22日 AFP】米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド(Robert Redfield)所長は21日、米国内で新型コロナウイルスの第2波が発生すれば、インフルエンザの流行初期と重なる可能性があり、今回よりもさらに甚大な被害をもたらす恐れがあると警告した。

 レッドフィールド所長は、ワシントン・ポスト(Washington Post)に同日掲載された記事のインタビューで、「次の冬、新型コロナウイルスが今回よりもさらなる猛威を振るう可能性がある」「われわれは、インフルエンザの流行との新型コロナウイルスの流行に同時に向き合うことになる」と述べた。

 レッドフィールド氏は、新型コロナウイルスが米国に到来したのは、例年のインフルエンザの流行が収まりつつあった時であり、仮に両方の感染症が同時にピークを迎えていたら、医療システムによる対応は「本当に、本当に、本当に困難になりかねなかった」と述べた。

 同氏は市民に対し、これからの数か月を備えに生かし、インフルエンザの予防接種を受けておくよう呼び掛けている。(c)AFP